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アメリカで追突事故に遭った際にすべきこと②<保険手続きや修理について>

アメリカ生活

アメリカで追突事故に遭いました…。その後の手続きについてお話します。

先日、アメリカで追突事故に遭いました。現場では警察の方に来ていただきポリスレポートを発行していただきました。また、車体の写真を撮り、相手の方と連絡先を交換しました。現場での様子に関して、詳しくはアメリカで追突事故に遭った際にすべきこと①<現場での事故対応について>をご覧ください。今回は、その後の保険会社等との手続きについてお話したいと思います。

自動車事故後の修理の手続きについて<まとめ>

今回の事故は小さいダメージだったため、修理費用の合計金額を確認してから、「相手の方の保険を利用する」or「保険を利用せずに相手の方から私へ直接費用を支払っていただく」のどちらかを決められるとのことでした。そのため、「修理費用の金額を把握する必要があったこと」と「追突の衝撃で他の箇所にも不具合が起きていると不安だった」ことから、当日すぐに修理工場へ行きました。

全部の手続きを終えてから学んだ自動車事故後の修理の手続きについての流れを下記に記載します。

<相手の方の保険を使わずに、相手の方が全額支払いを行う場合>
①自動車修理工場に行き、修理費用の見積もりを受け取る。
②相手の方へ見積もり金額を伝え、修理を始めていいか確認する。
(可能であれば、念のためショートメッセージなどでエビデンスを残す)
③②でOKの場合、修理を進める。
④修理完了後、修理費用を相手の方から送金していただく。
<相手の方の保険を利用する場合>
①相手の保険会社に連絡をする。
②およそ2営業日以内に相手の保険会社より連絡が来る。
③電話にて事故の詳細を伝える。
④保険会社側で発行した修理費用の見積もりを受け取る。
⑤修理をする場合:保険会社指定の修理工場へ行くor自分が希望した修理工場へ行く。
⑥⑤で保険会社指定の修理工場へ行く場合は、保険会社が直接修理工場に修理費用を支払う。
⑦⑤で自分が希望した修理工場に行く場合は、事前に④の見積もり金額を保険会社から受け取る。そして、修理完了後に修理工場へ自身で支払う。

まずは自分側の保険代理店の方へ相談

初めての事故でその後どうすべきか不安だったので自分が自動車保険を申し込んだ際にお世話になった保険代理店の方へ最初に電話で相談しました。今回のケースでは相手が保険を利用するかどうか決まっていなかったため、まずは修理工場へ行き、修理費用の金額を把握することにしました。

注意点としては相手がイエスというまでは修理を進めないようにしましょう。理由は相手が支払ってくれない可能性があることと、保険会社を利用する場合、保険会社が出した見積金額までしか修理費用を支払っていただけない可能性があるためです。

ちなみに、警察の方とお話した時は、「修理が完了したら金額を相手の方に伝えてね。その後、金額を確認してから保険を利用するかを相手の方が決めるからね。」と仰っていました。相手の方に全額支払ってもらえたら問題はないですが、念のため確認してから修理を進めるべきだと感じました。

修理工場へ行き、修理費用の見積もりを確認

今回のケースでは後ろのバンパーのみ傷がついた状態だったため、自身で運転して20分ほどのところにある修理工場へ行きました。念のため、運転に違和感を感じた場合にすぐに車を停められそうなお店を事前に確認し、スピードを出さずに修理工場へ向かいました。もし自走ができない状態であれば、レッカー車を呼びましょう。

今回は日本人の方が経営している修理工場に行きました。修理箇所は後ろのバンパーの傷のみで、修理費用は509ドルでした。修理内容は後ろのバンパーを外し、へこんでしまった形を裏側から整え、スプレーで塗装するとのことでした。(Labor:Body/Paint, Supplies:Body/Paint)

相手の方へ相談

相手の方へショートメッセージで見積もりを送付しました。すると保険会社を通して手続きを進めてほしいと返信がありました。そのため、ここからは相手の方とは連絡を取らずに、相手の方が加入している保険会社と連絡を取ることになりました。また、保険会社を利用する場合は2営業日ほど連絡が来るのを待つ可能性があるため、1度自宅に帰ることにしました。

相手側の保険会社へ連絡

請求する(file a claim)

相手の方はSAFECOという保険会社に加入しており、ホームページにて直接連絡をしました。SAFECOでは、SAFECOの顧客に対して「請求する(file a claim)」という項目があり、そこからゲストとしてログインすることができました。名前・連絡先・ポリスレポートの番号・事故の日付・事故の詳細・怪我人はいるかなどの項目を入力し、提出しました。

保険会社の担当者から電話が来る<請求2日後>

保険会社の担当者の方から電話が来ました。事故の証言を取りたいとのことだったので間違って伝わってしまうと良くないと考え、日本語通訳をお願いしました。その後SAFECOの方が日本語通訳の方を探してくださり、3人で会話をしました。録音すると説明があり、録音開始、事前に提出した際に伝えた事故の詳細を再度伝えました。その後録音終了、保険会社の方が相手の方へ事故の詳細を確認するから少し待っててねと言われ、この日の電話は終了しました。また、この時点でも車の傷を確認したいから、ショートメッセージに写真を送ってと依頼されました。

保険会社の担当者から再び電話が来る<請求5日後>

保険会社の担当者の方から再び電話が来ました。相手の方からも事故の確認ができたため、修理の手続きに入りたいとのことでした。電話にて下記の説明があり、リンクをメールとショートメッセージで受け取り、この日の電話は終了しました。

①SAFECOから車の写真を送付するシステムのリンクが届く
②そこに車の写真を送付する(事前にとっておいた写真ではなくその場で撮影する必要あり)
③写真をもとにSAFECO側で修理の見積もりを作成する
④メールで見積もり金額が確認できるリンクを受け取る
⑤SAFECO指定の修理工場か自分が希望する修理工場に車を持っていくか決める
⑤自分が希望する修理工場に持っていく場合はSAFECOが出した見積もり金額を私宛に送金される
⑥自身で修理を進める。※見積もり金額を受け取った後は連絡なし

修理費用(補償金)を受け取る<請求10日後>

メールで受け取ったリンクをから受け取り方法を指定することができました。私は銀行振り込みを希望し、翌日無事に受け取ることができました。保険会社側の見積もり金額は465ドルで、元々自分で修理工場に持っていった際の修理見積りは509ドルした。そのことを保険会社の担当者の方に伝えた際、1度保険会社が作成した見積もりを修理工場の方に渡して、その金額で修理が難しい場合は修理工場の方から保険会社に連絡をしてほしいと指示がありました。また、修理の間にレンタカーが必要であればその費用も負担してくれるとのことでした。ちなみに、中古で購入した車で元から小さな傷はいくつかあったため、今回は修理をせずに補償金として受け取ることにしました。

今回の事故は相手の過失と認められたため、自分の保険会社へは連絡せず、相手の保険会社の方との連絡のみでした。また、小さな事故だったため、自ら修理工場に行き、自宅にも帰ることができましたが、自走できなかったり、すぐに修理しないといけない場合は自分が加入している保険会社に相談して修理費用を一時的に建て替えてもらうなどの方法もあるようです。また、今回学んだことは相手の保険会社に確認をせずに先に自ら修理を進めていた場合、保険会社から509ドル(修理工場が掲示した修理費用)を支払っていただけなかった可能性もあったなと感じました。SAFECOの保険会社の担当の方も丁寧かつスムーズに対応してくださり、安心して手続きを進めることができました。

最後までご覧いただきありがとうございます。
事故が起こらないことが第一ですが、どなたかの参考になれば幸いです。

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