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【2025年最新】アメリカで働く技術者必見!アメリカ版技術士補 FE Exam (Fundamental Engineer) 受験準備から当日の流れまでをご紹介

アメリカ生活

こんにちは!2022年から夫婦でアメリカに住んでいます。アメリカまたは世界でエンジニアとしてキャリアを築きたいと考えている方にとって、アメリカの国家資格であるFE Exam(Fundamentals of Engineering Exam)の合格は重要な第一歩です。非常に難易度の高い試験ではありますが、日本でいう「技術士補」に相当する資格であり、最終的にはPE(Professional Engineer)資格取得の足がかりとなり、技術者として働くうえでとても重要な資格となります。

筆者(ブログ管理者さくらの夫)が受験準備をしていた際には、日本語での詳細な情報がなく、英語でも、自分の欲しい情報が得られなかったため、これからFE Examを受験される皆様の役に立てればと思い、この記事を執筆しました。

本記事では、FE Examの受験条件や準備期間、費用、当日の流れ、日本での受験についてを徹底解説いたします。筆者の受験経験と2025年最新版の情報をもとに、どこよりもわかりやすく丁寧に解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。また、YouTubeでもこちらの内容をまとめているので、併せて是非ご覧ください!

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主な試験分野(分野ごとに選択)

FE Other Disciplines(汎用・複合)

FE Civil(⼟⽊)

FE Mechanical(機械)

FE Electrical and Computer(電気・コンピュータ)

FE Chemical(化学)

FE Environmental(環境)


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FE Exam受験に必要な条件

FE Examは、アメリカの**国家試験(NCEES主催)**であり、全米で共通したフォーマットで実施されます。受験資格については、主に以下のようになっています。

必要な学歴と経歴

  • ABET認定の工学部卒業(または在学中)
    • 通常、大学4年生以上であれば受験可能
    • 海外の大学卒業者でも、評価機関(例:NCEES Credentials Evaluations)を通じて審査を受ければ受験可能
  • 技術士補やエンジニア関連職の実務経験がある方も対象になる場合があります(州による)

州ごとのルールに注意

FE Examは全国共通の試験ですが、受験資格の詳細や申請プロセスは州によって異なるため、必ず希望する州の**Board of Engineers(工学委員会)**のウェブサイトで確認しましょう。

  • カリフォルニア州、テキサス州、ニューヨーク州など、特定の州では追加書類や手続きが必要な場合があります。
  • 外国人でも受験可能ですが、社会保障番号の有無や身元証明方法などが異なる点に注意してください。

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日本からFE Examを受験する場合の注意点

近年、日本にいながらFE Examを受験する日本人技術者が増えています。実は、FE Examはアメリカ国内だけでなく、NCEESが認定した海外の試験センターでも受験可能です。

日本からの受験方法

  • ピアソンVUE(Pearson VUE)試験センターを利用
    • 東京(新宿)、大阪などに試験会場あり(2025年5月時点)
    • NCEESのWebサイトから「国際試験センター」として選択可能

注意点とアドバイス

  • 試験はすべて英語で実施されます(日本語サポートなし)
  • 日本国内での受験も受験資格はアメリカのルールに従う
  • 日本で受験しても、結果と合格認定はアメリカ国内で通用する

渡米不要のメリット

  • 渡航費や滞在費が不要
  • 日本に居ながらキャリアアップの第一歩を踏み出せる
  • 特にグローバル企業や外資系企業勤務の技術者に人気

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💬 日本人に求められる英語力の目安

FE Examの大きな壁の一つが「英語」です。試験はすべて英語で、専門用語も多く使われます。

また、時間に余裕のある試験ではないため、高いレベルでの速読能力、読解能力が必要となります

推奨される英語力の目安

試験種別推奨スコア・レベル備考
TOEFL iBT80点以上アメリカの大学入学基準に近い
IELTS6.0以上欧州・アジアでも広く使われる
英検準1級以上日本国内での英語力指標
TOEIC850点以上実務英語力・読解力重視
CEFRC1レベル相当国際基準フレームワーク

上記の能力に加え、専門用語の理解、英語での高度な読解能力も必要になります。

対策ポイント

  1. エンジニアリング英語に慣れる
    • 専門分野特有の単語を覚える
  2. 公式ガイドを英語で読み込む
    • Practice ExamやReference Handbookを英語で読み慣れる
  3. YouTubeやPodcastを活用
    • アメリカの技術系コンテンツを聞いて、技術的な語彙の幅を広げる
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必要書類準備期間

受験までに準備すべき書類は複数ありますが、基本的なものは以下のとおりです。

必要書類一覧

  1. 本人確認書類(パスポートなど)
  2. 卒業証明書(英文)卒業大学からNCEESへの直接送付が必要
  3. 成績証明書(英文)卒業大学からNCEESへの直接送付が必要
  4. NCEESアカウント作成とプロフィール 早めに準備!
  5. NCEES Credentials Evaluation(必要な場合)
  6. 受験申込書(各州の規定に基づく)

書類準備の目安期間

  • 書類取得・翻訳・評価:約1〜2ヶ月
  • NCEES Evaluation(必要な場合):6〜10週間程度
  • 余裕をもって準備するためには、試験予定日の3〜4ヶ月前には準備を開始するのが理想です。

書類準備の注意事項

卒業証明書と成績証明書については、卒業した大学からNCEESに直接送付してもらう必要があるため、受験を決めたら、最初に卒業大学に連絡し、FE Exam受験の旨を伝え、書類準備を行ってもらいましょう。書類発行費用および送付費用は通常自己負担となります。


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勉強期間・勉強方法

FE Examは幅広い分野をカバーしており、十分な準備が不可欠です。

推奨される勉強期間

  • 平均的な勉強期間:4〜6ヶ月以上
    • 平日2〜3時間、週末にまとめて勉強するペース
    • 忙しい社会人であれば最低でも6ヶ月前からの準備をおすすめします

効率的な勉強方法

  1. 試験仕様(Exam Specification)を確認
    • NCEES公式サイトにて最新版をダウンロード可能
  2. 科目別に範囲を把握
    • 例:Mathematics、Ethics、Engineering Economics、Statics、Dynamics などNCEES公式サイトにて確認可能
  3. 過去問や模擬試験に取り組む
    • 時間配分を意識して、本番に近い形で練習する
    • 本番の問題数が110問、試験時間が5時間20分なので、1問2‐3分で解くことを意識する。

学習スタイルの提案

学習スタイルメリットデメリット
独学・費用を抑えられる・自分のペースで学習可能・教材選びが自由・モチベーションの維持が難しい・疑問点をすぐに解消できないことがある
オンライン講座・動画や資料で体系的に学べる・解説が丁寧で理解が深まる・どこでも学習可・費用がやや高め・講座内容に合わない可能性がある
通学講座・講師に直接質問できる・仲間と一緒に学ぶことで継続しやすい・場所と時間の制約がある・受講料が高い傾向
グループ学習・情報共有できる・理解の浅い分野を補い合える・刺激を受けやすい・ペースが合わないと効率が下がる・自主性がないと進まない
模擬試験中心・試験慣れできる・時間配分や問題傾向を把握しやすい・知識の定着が不十分だと効果が薄い・基礎が抜けがちになることもある

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受験料・費用に関して

受験にかかる費用は比較的明瞭ですが、州によって追加費用が発生することもあります。

受験料の内訳(2025年現在)

FE Examの受験料は1回225ドルとなっています。また、何度でも受けられるわけではなく、NCEESおよび各州のライセンス委員会によって制約が設けられています。通常は四半期に1回、12カ月で3回が上限となっています。


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おすすめの教材

FE Exam対策には、質の高い教材選びが成功のカギを握ります。

人気の参考書・教材

  1. NCEES公式 Practice Exam
    • 最も信頼できる模擬試験。試験フォーマットに忠実
  2. PPI(Michael Lindeburg)シリーズ
    • “FE Review Manual”は定番。網羅的な内容と詳細な解説が特徴
  3. School of PE(オンライン講座)
    • ビデオ講義と演習問題が豊富。質の高い解説付き
  4. YouTube講座(無料)
    • “Civil Engineering Academy”など無料で使えるチャンネルも多数

選ぶ際のポイント

  • 自分の専攻(Civil, Mechanical, Electricalなど)に合った教材を選ぶ
  • 模試・問題集が充実しているか
  • 実際の受験生のレビューや評価をチェック

筆者はコスパ重視で、比較的安く問題数の多いNCEES公式 Practice Exam、②Environmental Engineering FE/EIT Preparation Sample Questions and Solutions、③Practice Problems for the Environmental Fundamentals of Engineering Exam: 240 Practice Problems with Solutionsを使用しました。自分はあまりお金をかけたくなかったため、各教材を3‐4周しました。


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当日の試験の流れ(重要!!!)

FE Exam当日は、コンピュータベース(CBT)での受験となります。事前にしっかりと流れを把握しておくことが大切です。筆者は当日の様子がわからないまま受験に挑んだため、想像と違うことや知らなかったことが多々ありました。これから受験される皆様には、下記を読んでいただきベストなコンディションで試験に挑んでいただければと思います!

試験当日の流れ(概要)

時間帯内容
到着30分前(重要)・チェックイン・本人確認
・手のひらの写真撮影(手相登録 palm vein scan)及び顔写真の撮影がこの時間であります。この後荷物は全て指定のロッカーへしまいます。所持できるのはID、指定の電卓、ロッカーのカギのみとなります。
・自分の陣版が来たら、試験官から注意事項の説明を受け。その後パソコンの前へ案内されます。試験官がIDとパスワードを入力すると試験が開始されます。
試験開始約110問(6時間の制限時間)
約8分間の説明(チュートリアル)
5時間20分の解答時間(前半56問、後半54問)
前半と後半の間で最大25分の休憩
途中休憩前半と後半の間で約25分間の休憩(早めに休憩を切り上げて試験を再開することもできます)
試験終了結果は7‐10日後にメールおよびNCEESのマイペースで通知
(この期間が一番つらい)

注意事項

  • 写真付きIDが必要(パスポート推奨)
  • 試験中は電卓の使用制限あり(NCEES指定モデルのみ)詳しくはNCEES公式サイトを確認
  • 会場によってはセキュリティが非常に厳しいため、時間に余裕を持って行動しましょう
  • 前半のみまたは後半のみの時間制限がないので、前半に時間をかけすぎてしまうと後半に時間が足りなくなってしまうので、前半は特に時間を意識しながら問題を解きましょう!
  • 試験室を入退場する際は、Palm ScanとIDの確認が必要になるので、試験中は常に肌身離さず携帯してください。

試験形式のポイント

  • CBT形式(PC上での選択式問題)
  • 問題はランダムに出題される
  • 難易度は中程度〜やや高めだが、準備次第で十分合格可能
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体験談:実際にFE Examを受けた日本人エンジニアの声

ここでは、日本人でFE Examを受験した技術者の声を紹介します。実際の勉強方法や苦労、受験後の変化を知ることで、読者の方もより現実的なイメージを持てるはずです。

体験談①:30代・日本在住・化学エンジニア

「最初は英語の壁が大きく感じましたが、NCEESのReference Handbookを繰り返し読むことで、だんだん慣れてきました。参考書はMichael Lindeburgのものを使い、半年間、毎日1〜2時間勉強。試験は東京で受けましたが、無事に合格できて、今では外資系化学メーカーで働いています。」

体験談②:20代・留学経験あり・土木専攻

「大学で土木を学んでいたので、FE Civilを受けました。英語には慣れていたものの、範囲が広いので早めの準備が大切だと感じました。特にEthicsとEconomicsは日本では馴染みが薄いので、重点的に勉強しました。」

体験談③:40代・転職希望・独学でチャレンジ

「日本国内で再就職を考えていたとき、アメリカ資格のFEが評価されると知って挑戦しました。独学でLindeburgの問題集を解き続け、YouTubeもフル活用しました。英語はGoogle翻訳に助けられながら(笑)、地道に進めて合格。今では技術顧問として海外プロジェクトにも参加しています。」


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まとめ:FE Exam合格でキャリアの第一歩を踏み出そう

アメリカの国家資格であるFE Examに合格することで、技術者としての能力を示すことが出来るだけでなく、日本人などの英語ノンネイティブにとっては英語能力を示すことができ、外資系への転職や海外での就職にとても役に立ちます!

工学系の大学・大学院を卒業されている方なら、馴染みのある分野も試験範囲には多くあると思いますが、日本とは出題のされ方が異なっていたり、日本では馴染みのないEthics(アメリカ技術者向け)やEconomicsなどもあるため、筆者自身は事前学習に想像以上に苦労しました。

FE Examは、アメリカでエンジニアとしてプロフェッショナルなキャリアを築くための重要なステップです。受験資格の確認から書類準備、学習計画、当日の試験の流れまで、ひとつひとつ丁寧に進めることで、着実に合格へと近づくことができます。

これからFE Examを目指す方は、ぜひ本記事を参考に、計画的な準備を進めてください。

ご質問がある方は質問ボックスから直接ご連絡いただければ対応いたします!

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